黄泉の穴ともいわれる

緑色凝灰岩(グリーンタフ)とよばれる酸性の火山噴出物が堆積してできた地層にできた海食洞である。緑の色は、噴出した凝灰岩が200℃程度のマグマ起源の熱水によって緑泥石や他の粘土鉱物に変質したためである猪目の周囲には、鵜峠鉱山のほか多くの採掘場所があった。この洞窟からは、縄文から古墳時代の遺物・人骨が発見されている。

猪目浜は夏は海水浴場になる。波打ち際には、美しい緑色の丸石がたくさんある。この猪目にはこんな話が残っている。ある日、漁師の網にかかった石を海に投げ入れたが、翌日もその翌日も同じ石が網にかかったので、漁師はその石が陸に上がりたいのだろうと、とうとう持ち帰って祀ったという。それは漁港の上にある恵比寿社に祀られたとも、集落内にある大歳神社に祀られているとも言われている。それは緑色の石二つだそうだ。

また、猪目洞窟の北側には、冬季は立入禁止となる海苔摘み場があり、良質な海苔が採れる。


猪目浜の夏


猪目浜の波打ち際


猪目浜からの猪目洞窟(中央)

猪目洞窟周辺のジオ学習。

猪目は出雲大社の脇から山越えで行く方法と河下から海岸沿いを走って行く方法の二つがありますが、ここでは国道431号から出雲大社の脇を通り山越えするルートを紹介しています。普通車も通れますが、小さなカーブやすれ違いできない場所が多い道ですので、運転には十分お気をつけください。
猪目洞窟前の道路の路側帯に駐車できますが、漁港に近い側は漁師さん専用なので、そこは避けてく集落側に止めてください。駐車スペースから洞窟に降りて行く細い道があります。また、この駐車スペースと猪目川までの間に公衆トイレがあります。