縦穴から日が差し込むと輝く海

この穴の南側は流紋岩火砕岩や泥質岩(成相寺層)、北側が火砕岩(牛切層の)よりなる。東西方向の両層の境界に流紋岩貫入岩があり、鞍部になっている。穴の成因として、貫入岩や上盤側の牛切層が浸食・削剥されて横穴ができ、その後で縦穴が形成されたと考えられている。周辺には、特定植物群落である「鷺浦の照葉樹林」、「鷺浦の断崖地植生」がある。

伊那西波岐神社

鷺浦にある伊那西波岐神社は出雲大社の境外摂社で、アメノホヒノミコトの御子、イナセハギノミコトが祀られている。国譲り神話では、天照大神の神勅をタケミカヅチノカミがオオクニヌシノオオカミに伝えた時、わが子のコトシロヌシノミコトの賛否を重視されたが、コトシロヌシノミコトは猟のために美保崎に行っており不在であった。そこで、コトシロヌシノミコトへの伝令の使者として向かったのがイナセハギノミコトであった。鷺浦は北前船の風待ち港として栄えた風情が溢れている。

鷺浦港から定期観光船などが無くて行けない場所です。ただ、陸上の山中を約2.5km歩いて行く道があります。ただし、海食洞を上から望む場所は手すりもなく危険なので注意してください。また、海食洞の上から海側の海面近くまで降りる道は、途中に倒木などがあり危険を伴うため行かないようにしてください。