実は七つ以上あるんです

「多古の七つ穴」とよばれる高さ50mほどの海食崖には、大小合わせて9つほどの海食洞が集中して発達している。この場所は,国の天然記念物に指定されており、沖泊地域から遠望できる。この海食崖は、主に海底火山から噴出した玄武岩溶岩や安山岩溶岩が、海水により冷却され、粉砕された水冷自破砕溶岩(ハイアロクラスタイト)からなる。海食洞の多くは節理あるいは小断層にそって発達しており、内部は崩壊の危険がある場所が多い。

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〇島根半島エリア(ジオヘリテイジ)

・眺望サイト(アクセスが困難又は容易でないジオサイトについて、眺望し学ぶ地点)

沖泊(おきどまり)漁港や瀬崎漁港の近くにあるが、定期航路は無いため行くことができません。ただ、沖泊漁港や沖泊公園から遠望できます。ここでは、沖泊公園までのアクセスを下記の地図にしめしています。場所は、ジオサイト多古の石柱のすぐ近くです。県道37号線を多古鼻に向かって入り約2.7kmです。

沖泊公園のGoogleマップはこちらです

未来の子供たちが現在の私たちと同じように、今の美しい自然環境を利用できるようにするためにも、著しい環境の改変につながるような動植物や岩石等の採取等の自然環境の破壊は厳に慎んでください

沖泊公園からの遠望