毎年、世界ジオパークの隠岐ジオパークと山陰海岸ジオパーク、そして当ジオパークの3つが一緒に研修会を開催しています。今年は、コロナ禍もあって、集まって2泊3日で行う研修を中止し、オンラインツアーを行なって、TV会議で意見交換を行う、オンライン研修になりました。

当日は、出雲大社の近くにある奉納山から中継をはじめ、奉納山を下りて、神在月に神々が参集して会議を行うと伝わる上の宮などを紹介しながら、稲佐の浜に行き、国譲りの屏風岩や弁天島を紹介する内容でした。各ジオパークの拠点をつないで総勢60名ほどが参加して行いました。 

 

奉納山からガイドの吉田さんが伝えている様子です。

 

稲佐の浜で、体験メニューになっている稲佐の浜アーシング体験(稲佐の浜の波打ち際で素足になって、歩いたりヨガを楽しむ癒しの体験)を川島桜さんが紹介したところ。

 

これらは、こんな感じで撮影しています。スマホをカメラがわりにして、ジンバルという手持ちの揺れ安定装置に取り付けて撮影しています。(リハーサルした時)

 

こうしたオンラインツアーをジオパークの新たなガイドサービスとして展開できないか、各ジオパークで試行や料金をもらって実施されています。

オンラインツアーの後の、意見交換では数多くの意見があり、時間超過して研修が終了しました。いただいた意見の一部です。

・将来、現地に来てもらうお役様に、どの程度の深さのガイドを行うか。
・オンラインですと、声が聞こえにくかったり、映像が途切れたりするので、解説のスピードやカメラワークを工夫する必要がある。
・解説図を現地の手持ちで見せても、鮮明さが劣るので、別な場所から画像共有で表示した方が良い。
・予算が限られる中、出演者と裏方のように分けて番組の質を上げるということができかねるので、いっそカメラマンも出演者に
 して、仲良し3人組でガイドするというような形式もありではないか。

今後、3ジオパークで具体的に取り組んで行きたいと考えており、今回の研修から、様々な知見を得ることができました。

以上です。