国引きの大地の成り立ち
国引きの大地の魅力
大陸の分離と日本海の形成など、ダイナミックな地殻変動の痕跡がいっぱい!
人類がまだ登場していない約2000万年前に西南日本が大陸から分離し、やがて日本海や日本列島が形成されるという大きな地殻変動が起こりました。この中で、美しいリアス海岸の島根半島や国内最大級の連結汽水湖の宍道湖・中海、豊かな生態系などが形成されたのです。
3つのジオヘリテイジ
島根半島・宍道湖中海ジオパークは、地質・地形の特徴から3つのジオヘリテイジ(地質遺産)に分かれています。3つのジオヘリテイジそれぞれが当ジオパークエリアの文化や生物・生態を培ってきました。
①島根半島ジオヘリテイジ 紹介資料(PDF:308KB)
日本海に面して凹凸を繰り返すリアス海岸となっており、約2000万年前から1000万年前の大陸分裂や日本海の拡大に伴った火山岩・堆積岩と、その後に形成された火山岩でできたエリアです。
②宍道湖中海低地帯ジオヘリテイジ 紹介資料(PDF:296KB)
三瓶山などの南部の山地から運ばれた土砂の堆積によってできたエリアです。中国山地で行われた鉄穴流しによって流出した膨大な土砂も出雲平野の拡大に寄与しました。ラムサール条約登録湿地となっている日本最大の連結汽水湖、宍道湖・中海もあります。
③南部丘陵山地ジオヘリテイジ 紹介資料(PDF:188KB)
大陸時代の花崗岩類と、その後の大陸分裂、日本海拡大、日本列島の形成の頃にできた火山岩と堆積岩が広く分布しているエリアです。特に、陸上火山の活発な活動を示す安山岩やデイサイトの火山噴出物、浅い海に堆積した化石がたくさん産出する地層が特徴です。
島根半島・宍道湖中海ジオパークの地質図
新編島根県地質図編集委員会(1997)と沢田ほか(2013)を参考に作成
『秘密結社 鷹の爪』が紹介する大地の成り立ち
「島根のジオパークが面白過ぎて眠れない」では、ジオパークを遊園地のようなものと勘違いしたDXファイターに対し、GEO吉田くんがジオサイトを案内しながら分かりやすく説明。
人類がまだ登場していない約2000万年前に日本が大陸から分離し、やがて日本海や日本列島が形成されるという大きな地殻変動の話を、『吉田くん』らしい絶妙(?)な例えで解説していきます。
島根半島・宍道湖中海ジオパークについてもっと知ろう!