国引きの大地の魅力

大陸の分離と日本海の形成など、ダイナミックな地殻変動の痕跡がいっぱい!

人類がまだ登場していない約2000万年前に西南日本が大陸から分離し、やがて日本海や日本列島が形成されるという大きな地殻変動が起こりました。この中で、美しいリアス式海岸の島根半島や国内最大級の連結汽水湖の宍道湖・中海、豊かな生態系などが形成されたのです。

①大陸分裂の時代(2000万年前) ②日本列島の時代(1400万年前)
島根半島はユーラシア大陸の東端に位置していました。大陸の地質は鉄を多く含んだ花崗岩類で、のちにたたら製鉄に利用されることになります。その後、日本列島が大陸から切り離されていく中で火山や湖、河川が発達しました。 日本海が拡大していく中で島根半島は海水が浸入して深海へ沈みます。このとき、海底火山の活動が大変盛んとなります。しだいに海が浅くなってきて、中国山地が上昇していきます。

③汽水湖・平野の時代

中国山地から運ばれた土砂が堆積し、出雲平野や松江平野が発達しました。このため、島根半島と陸続きになるとともに、宍道湖・中海が形成されました。約1300年前の古代人も変動する大地の魅力を感じ、出雲国風土記に国引き神話として描きました。

約7000年前、縄文前期 4500年前、縄文中期 古事記・出雲国風土記の時代
1200年前、奈良・平安時代

上段2点日本列島の古地理復元と恐竜博物館における展示/下段3点出典:中村(2008)島根県立三瓶自然館研究報告