イズモコバイモ群生地

イズモコバイモは、ユリ科の多年草で、草丈15〜20cmほどの島根県だけに自生する県固有の希少な植物である。3月上旬から3月下旬にかけて、伸びだした茎の先端に1輪の可憐な白い花を下向きに咲かせる。コバイモのなかまは日本固有の植物で、現在国内に8種が知られており、1979(昭和54)年に新種として発表されたイズモコバイモは、8種のうちの一つである。
この地は、神戸川と波多川が合流する場所で、周囲は標高525mの黒山をはじめ300mを超す山地地形をなしている。この場所一帯の地質は約1500万年前の隆起運動を伴った大規模な地殻変動が起こったことを示している。
写真はイズモコバイモ
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イズモコバイモ群生
イズモコバイモ花