大陸分裂期の貴重な地層

古浦海水浴場の西方の海岸には、約2000万年前に、河川や湖で形成された古浦層が分布しており、この場所は古浦層の模式地に指定されている。コササヒメタニシ、ガマノセガイなどの大陸に生息する淡水生二枚貝の化石が産出し、当時の湖沼の様子を物語る場所になっている。付近には弥生時代前期の埋葬遺跡があり、人骨60体が埋葬されていた。頭部に緑青の跡が残る人骨や、二枚貝製の貝輪を腕につけている骨など、当時の埋葬習俗を知ることができる。

佐太神社

古浦海岸は、近にある佐太神社に奉納される龍蛇神の上がる浜(イザナギ浜)として大切にされている。佐太神社は大社造りの本殿が3棟並立する希有な神社境内である。『出雲国風土記』には、秋鹿郡の神名火山の麓に、佐太大神の社ありと書かれている。『出雲国風土記』には、佐太御子社、『延喜式』には佐陀神社として見える。神迎祭の最後、神々が出雲を御出立される際には、神社西北の神目山山頂で神等去出神事が執り行われる。御座替神事に舞われる佐陀神能は、2011年ユネスコの世界無形文化遺産に指定された。今も古浦海岸で潮汲みをして祈願する風習が続いている。

古浦海水浴場の西にあたり、下の写真のほぼ中央部であるが、大きな石がゴロゴロしている上に落石も起きる場所であり危険なため、行かないようにお願いします。

古浦海水浴場