大社断層の巨大な擦痕

笹子トンネルの北口の断層崖にみられる。その断層面には巨大な条線(=条痕)が水平幅30mにわたってみられ、平滑化した鏡肌(スリッケンサイド)を形成する。条線の方向から判断すると、トンネル南側の岩盤が北側の岩盤より北東方向にずれ上がっていることが確認される。この一帯は、落差が1000mともいわれる大社(衝上)断層が存在し、幾重にも発達した断層で,古い地層がずれ上がった場所となっている。

大社断層の巨大な擦痕

大社から日御碕方面へ笹子トンネルを出たところ。

この擦痕周辺のジオ学習サイト。

稲佐の浜から日御碕方面へ約1.3km、大社港を過ぎ、新笹子トンネルを出たところにあります。新笹子トンネル出口から日御碕方面へ100mほどの右手にある広い路側帯に駐車します。ここで、注意して道路を横断して海岸側をトンネルの方へ歩きます。この時、トンネルから出てくる車に注意して道路の縁に居てください。トンネルの右手の岩壁が巨大な擦痕です。帰りも、海岸側を歩いてトンネルから離れてから、車に注意して横断します。岩壁に光が当たって見やすくなるのは午後からです。また、巨大な擦痕に向かいあう崖面は地層が大きく傾いた褶曲(しゅうきょく)の特徴をみることができます。