国宝松江城天守を支える石垣

石垣には地元で採石された石が使われており、その所の地名を付けて呼称されている。大海崎石(和久羅山デイサイト)、矢田石(松江層玄武岩)、森山石(古浦層凝灰質砂岩)、忌部石(大森層安山岩)など。
隣接する松江歴史館には、天守閣基礎部より出土した玉石(大芦石;島根半島の閃緑岩)が収蔵されている。
築城工事は、慶長十二年(1607)から開始され、慶長十六年(1611)に完成した。 城跡内の照葉樹林は、特定植物群落である「松江城照葉樹林」に指定されている。

次の図は、松江城の大手門から石垣を中心に巡る約1.2kmのルートを示しています。

未来の子供たちが現在の私たちと同じように、今の美しい自然環境を利用できるようにするためにも、著しい環境の改変につながるような動植物や岩石等の採取等の自然環境の破壊は厳に慎んでください