特異な湖「宍道湖」

宍道湖は、中海との連結汽水湖であり、海水の1/10程度の塩分濃度の弱汽水湖であるため、特異な生態系を有した湖となっている。

また、広さの割には水深が浅く、お皿のような形状をしている。このような浅い湖では、太陽エネルギーを糧として植物プランクトンが豊富に繁茂し、それを餌とするさまざまな魚が川と海から集まってくることから、特異な生態系をつくりだしている。

宍道湖の生物の特徴として、定着性生物種の少なさや移動性生物の多さ、特定種の猛烈な繁殖、近縁種の中海との棲み分け、宍道湖固有種の存在などがある。

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