経島とウミネコ

出雲市日御碕の経島は、ウミネコの集団繁殖地として知られており、1922(大正11)年に「経島ウミネコ繁殖地」として国の天然記念物に指定されている。ウミネコは、日本で最もよく見られるカモメのなかまで、体長約47㎝、翼を広げると120㎝にもなる。頭部から腹部にかけて白色で背面と翼上面は灰色、黄色いくちばしに赤と黒色の模様がよく目立つ。尾は白色で、先端部にある幅の広い黒帯が特徴である。「ミャア、ミャア」と鳴き、その鳴き声がネコに似ていることからウミネコ(海猫)の名が付けられている。
日御碕灯台の建つ海成段丘面(標高25m)の東側にも岩棚が標高10~15mに形成されており、経島の平坦な面もこの岩棚に相当する。
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経島とウミネコ
経島
水田のウミネコ