権現山洞窟遺跡、サルガ鼻洞窟遺跡

縄文人が暮らした海食洞

権現山洞窟は、境水道北側に位置する海食洞窟で、縄文後期の土器・石鏃・ヤス・貝類・獣骨などが出土している。サルガ鼻洞窟も、境水道北岸に位置する大小4つの海食洞窟で、多量に出土した土器類は「崎ヶ鼻(さきがはな)式」として、縄文後期前半の標式土器とされている。これらの海食洞窟が位置する、1600万年前の成相寺層流紋岩および水冷破砕された角礫岩よりなり、部分的に層状を呈すなど水底火山の特徴をみることができる。

写真は権現山洞窟遺跡

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サルガ鼻洞窟(遠景)