須々海海岸の洗濯岩
絶景の須々海海岸
この海岸にみられる洗濯岩は、およそ1400万年前の海底で堆積した地層で、白い色の砂岩と黒灰色の泥岩が何度も繰り返す。泥岩が選択的に侵食を受けることで洗濯板のような形状となった。砂岩は混濁流と呼ばれる海底で発生した濁り水、または海底土石流から堆積した。『出雲国風土記』には「須々比埼 白朮あり」と記載されている。周辺には、絶滅危惧種であるモクゲンジの生育が知られている。
【カテゴリー】
〇島根半島エリア(ジオヘリテイジ)
・探訪サイト(ジオヘリテイジについて探訪し、学び、教育・研究活動をすることのできる地点)
松江市の島根町大芦と鹿島町御津の間に位置しています。県道37号から見下ろすと雄大な景色が広がりますが、車の駐車には気をつけてください。また、県道から山の斜面をロープを伝っておりることができますが、危険が伴うので注意をしてください。なお、冬季は海苔摘み場となるため、立入禁止となります。下記のルートは、当ジオパークのビジターセンター(松江市島根町加賀6120–14)からのアクセスを描いてあります。
未来の子供たちが現在の私たちと同じように、今の美しい自然環境を利用できるようにするためにも、著しい環境の改変につながるような動植物や岩石等の採取等の自然環境の破壊は厳に慎んでください。