B~C地点 牛切層の砂岩・泥岩の互層(砂岩が中心)の露頭

地滑りのあと

砂岩泥岩の互層では、泥岩が風化しやすく、砂岩との層理面がはがれやすいため地滑りが起こりやすいのです。
写真でも層理面で泥岩がくずれていったのがわかります。(砂岩層の表面が露出しています)


砂岩層の表面は茶色くなり、かなり風化しています。山の頂上まで、同じ層の砂岩の面が続いています。
新鮮な砂岩の層です。砂特有の色が見られる場所もありました。

写真左の砂岩です。砂岩というよりも礫岩に近い大きさの粒も見られます。

中国自然歩道をB地点よりC地点に向かって歩いていると、まるでたまねぎの皮をむいていくように割れている(風化している)砂岩がたくさん見られます。

タマネギ状風化構造オニオン・クラック)は、砂岩や泥岩、カコウ岩などで見られることが多いです。
これは、砂岩や泥岩などが地表に露出して乾燥し,ブロック状にひび割れた後,雨水などがしみこむことによってできるものです。
ブロックの外側から水が浸透した結果、岩石の表面と内部での膨張に差ができ、ひずみを生じ、割れ目が入るために起こります。