B地点 久利層の流紋岩、砂岩、泥岩の露頭

須佐川の川底に、久利層流紋岩が露出しています。

流紋岩(火山灰質)の川底が広がっています。 水の流れのような筋(流理構造)が入っているのがわかります。
白い筋が入っているのがよくわかります。ハンマーでたたくと火花が散るほどかたい岩です。 河床にはたくさんのポットホールが見られます。

久利層の堆積当時、須佐の辺りは海の底でした。この地点の流紋岩は火山灰質の特徴を多く持っています。これは海底の火山から噴き出した溶岩や流紋岩質の火山灰がたまってできたものだと思います。きっとこの辺りにも噴火口があったのでしょう。

流紋岩の露頭よりさらに川を下り、次の橋まで歩いてみましょう。

流紋岩の露頭より少し下ると砂岩の露頭があります。 黒いしま模様は、炭(炭質物:植物の組織など)がたまったものです。
さらに川を下ると今度は泥岩の層があらわれます。 泥岩にはまるで泥からキノコが生えているように、たくさんの黄鉄鉱自形結晶)ができています。
泥岩と黄鉄鉱です。 炭質物を核として成長した黄鉄鉱です。

泥岩の川底には、形のおもしろいノジュールも何個かみられました。

川下から上流にかけて泥岩、砂岩、流紋岩の露頭がみられます。
(カーソルをのせてみてください)

久利層の泥岩は酸素の少ない深い海の中でたまったものです。そこに見られるたくさんの黄鉄鉱の自形結晶は、そんな環境の中で、有孔虫や炭質物を核として成長してきたのでしょう。(有孔虫以外の生物のほとんど見られない深い海の底だったようです)