C地点 久利層の泥岩・川合層の砂岩の露頭

須佐川と原田川の交わるところには、久利層の泥岩が見られます。 原田川の川底はあまり見えませんが、所々に泥岩が転がっているのが目につきます。

原田川の川岸は風化した表土がおおっていますが、少し削ってみると中から泥岩の層があらわれます。

原田川が須佐川と交わる地点の川底です。少しですが泥岩の層が露出しています。

須佐川(須佐神社の横)には、砂岩の川底が続いています。 色は泥岩に似ていますが粒が大きいようです。
砂岩の中に、きらきらと光る粒がたくさん見られました。 左上の地点よりさらに上流の砂岩です。
砂岩の表面にたくさん見える筋状の跡は、生物がはった跡(生痕化石)です。(ゴカイのような生物でしょうか?) 砂岩の中に見られる黒い米粒状の斑点は、生物のはい跡やその糞が堆積したものです。
久利層の泥岩よりも古い時代の川合層の砂岩です。 筋状のはい跡がずっと重なっているのがわかります。堆積当時、海底の砂にはたくさんの生物がくらしていたのでしょう。

その他

朝原を通ってドラゴンロードへぬける途中の露頭です。川合層の砂岩が大きく露出しています。

露頭の一部には、スランプ構造があり、堆積のようすが乱れている場所があります。 一部分砂の色がよくわかるところがありました。削ってみると風化が進んでいるのかとてもやわらかかったです。