工事で崖がけずられ、布志名層が表面に出てきています。白(茶色)の部分が露頭であり、奥の壁の部分(黒っぽい)は、すでに吹きつけがされています。茶色い層の部分に、縞模様があるのがわかります。

けずられて、テラス状になった床一面に白く貝の化石が散乱しています。

吹きつけがされていない壁の部分にも、たくさんの化石があります。 砂岩層に含まれるノジュールを中心にして、たくさんの化石が見られました。
ノジュールの中心となっているフジナウバトリガイの化石 ノジュールの核となったフジナカガミガイです。
二枚貝(フジナウバトリガイ)の化石 (大きさ約10センチ) 発電所の近くで見つけた貝の化石です。

知井宮の発電所のまわりには、布志名層が広がっています。工事で地面をけずったりした時や、小さな露頭でも調べてみると化石が見つかると思います。
地質図に示してある化石のマークは産業技術研究所作成の地質図に記されていた化石の産出場所です。機会があったら探してみてください。