玄武(げんぶ)岩
該当カテゴリ: 火成岩
玄武(げんぶ)岩
SiO2(二酸化ケイ素)の量は45%~52%の斑状組織で、色指数は35以上で黒色に見えます。 斑晶にはシャチョウ石、キ石、カンラン石などを多く含んでいます。 粘り気の弱い溶岩が固まってできる火山岩で、火山島や中央海嶺(かいれい)などで多く産出します。また、海洋地殻(ちかく)をつくっている岩石でもあります。 *出雲地域では、おもに島根半島部の貫入岩として観察されます。 |
超塩基性岩(ピクライト玄武岩)
下の写真は玄武岩よりもさらにSiO2(二酸化ケイ素)の含有量が少なく45%以下のものです。 また、ほとんどが有色鉱物からできており色指数も70以上になります。 マグネシウム(Mg)や鉄(Fe)をとても多く含むので超苦鉄質岩と言うこともできる。(苦とはマグネシウムを表します) 緑色に見えるのはカンラン石です。その他にも、普通キ石、斜長石などを含みます。 |