C地点 牛切層の砂岩と頁岩の互層(互い違いの層)

広い駐車場があるが、崖の下は落石があるため立ち入り禁止になっています。 白っぽく厚いのが砂岩、茶色で細かく割れているのが頁岩です。

洗濯岩の砂岩層の裏をのぞいてみると、筋のような跡がついていたり、凹凸があったりします。これは、砂の層が堆積したときの、元からあった泥(頁岩)の層の様子を表しています。

このような跡は水流の作用によってつくられるので、流痕
(カレント・マーキング)と言います。

上の写真はグルーブ・カスト。カストの様子(左に向けて細くなる筋)から、水の流れが右から左にあったことがわかる。

たくさんのグルーブ・カストが見られます。

タービダイトについて

牛切層の砂岩と頁岩による互層はタービダイトです。
陸上などで浸食を受け、河川から運ばれた砂などの砕屑物(岩石などが砕かれたもの)は大陸棚大陸斜面に運ばれます。

そこでいったん堆積したものが、地震などで発生した海底地滑り(乱泥流・混濁流ともいいます)により、さらに深い深海底に再堆積して、海底扇状地ができあがります。こうしてできあがったものがタービダイト乱泥流堆積物・混濁流堆積物)です。タービダイトには、水の流れの跡(流痕)や級化成層(地層の上下判断に役立ちます)スランプ構造がみられることが多くあります。

小伊津の牛切層は、砂岩と頁岩の互層がとても厚い層をつくっています。一回の海底地滑りで【砂岩・頁岩】の層がたまったとすると、それが幾度となく起こっていたことがわかります。牛切層(約50万年間)のなかでおこった、地球の脈動のようなものを感じられます。

牛切層は、化石(有孔虫)などの産出から500mよりも深い海の底にたまったと考えられます。現在の島根半島沖の水深から考えると、当時の海の深さに驚かされます。

グーグルアースで見た小伊津:鬼の洗濯岩

上空から見ると小伊豆のB地点、C地点に筋を引いたように平行に堆積している、砂岩と泥岩の互層が見られます。
小伊豆のあたりから、美保、釜浦~十六島のあたりを見てみると、やはり同じような地形があちこちに見られるのがわかります。