地震について
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地震(じしん)とは、地下の岩ばんが、一定の部分を境目にして、急にずれ動くことや、それによって引き起こされる地面の振動のことを言います。正確には、急にずれ動くことを「地震(じしん)」と呼び、ゆれのことを「地震動(じしんどう)」と言いますがふつう区別せずに使います。
岩ばんがこわれ動くこと、つまり断層を生じることで地震は起こります。岩盤の破壊が最初におこった場所を震源(しんげん)、その真上の地面を震央(しんおう)と言います。 地震発生の原因となった断層(震源断層)の周辺には、小さな断層も生じるので、これらを含めた範囲を地震域と呼びます。 地下の浅いところでおこった断層は、地表にまで表れることがあり、これを地震断層(地表地震断層)と呼びます。 |
表面波=地表を伝わる波 実体波=岩ばん中を伝わる波 |
地震により発生する振動の波を地震波と呼びます。地震波には、地表を伝わる「表面波」(レイリー波・ラブ波)と岩ばん中を伝わる「実体波」(P波・S波)があります。被害を引き起こ
すようなゆれのもとは主にS波ですが、レイリー波、ラブ波、P波も振幅(しんぷく)や周期(しゅうき)によっては大きな被害を引き起こすこともあります。
地震の観測地点から震源までの距離D(キロメートル)はP波が到着してからS波が到着するまでの時間T(S:秒)(P-S時間:初期微動継続時間)からもとめられます。
大森公式 D=kT (k=6~8㎞/s :秒速6~8㎞) |