・石を紙ヤスリでみがいてピカピカにし、ペーパーウェイトをつくります。
・選ぶ石によって形も色も違います。自分だけのオリジナル作品を作りましょう。

*材料・用具

・紙ヤスリ(耐水性がよい、目の粗さは100番台~2000番台近くまでを4種類ぐらい)
・ピカピカに仕上げたければ、さらにフィルム状のヤスリやフェルトを用意します。
(今回は、紙ヤスリは目の粗いものから150番・320番・800番・1500番を使いました。また、フィルム状のヤスリは2000番・4000番を使いました。紙ヤスリはホームセンターで1枚100円以内で購入できます。)
・石(お気に入りのもの 5センチ角ぐらいまでがよいかも?はじめから平らな面が多い石が作業が楽です。 )
泥岩砂岩などの堆積岩は、やわらかく作業も簡単です。火成岩はかたいので根気がいります。(特に酸性岩はかたい))


耐水性の紙ヤスリ(150番~1500番)と凝灰岩(河原の転石)

フィルム状のヤスリ(2000番・4000番)


もとの泥岩(上)と砂岩(下)

作 り 方

:目の荒い紙ヤスリを水でぬらし、岩の削りたい面をみがきます。(丸く円を描くようにみがいていきます。)紙ヤスリが汚れてきたら、洗って繰り返します。泥岩砂岩なら10分ぐらいで十分です。それぐらいになると岩が紙ヤスリにくっつく感じがしてきます。火成岩は20分ぐらいかかるかもしれません。
:次に目の粗い紙ヤスリでみがいていきます。①と同じようにしながら、順々に最も目の細かい紙ヤスリまでかけます。(みがく時間は紙ヤスリの目が細かくなるにつれて短くてすみます。砂岩泥岩なら40分くらいでしょうか。火成岩はきりがないのですが、逆にピカピカになりやすいです)
:さらに表面をピカピカにしたいときは、2000番~4000番ぐらいのヤスリをかけます。そして、仕上げはフェルトなどのやわらかい布でみがきます。こうするとみがいた面は鏡面になります。(火成岩の方がよりきれいな鏡面になります)

泥岩をみがいた様子

*作 品

(4000番までヤスリをかけ、フェルトでみがいたものです)
・どの石も裏面もある程度みがいて平らにしてあります。


泥岩:泥の粒は細かくて見えません。やわらかく作業がしやすかったです。鏡面ができました。

砂岩:砂の粒がよくわかります。やわらかく作業がしやすいので、曲面に仕上げました。鏡面までみがけませんでした。

グリーンタフ:(緑泥化した安山岩質の凝灰岩)とても硬くみがきにくかったですが、早くから鏡面ができました。

泥岩の表面にできた鏡面(平らな面を斜め横から見て)

グリーンタフの表面にできた鏡面

鏡面:表面が平らでなめらかになると光の反射が均一になります。そうすると鏡のようにものが映るようになります。