示準化石と示相化石
該当カテゴリ: 化石(示準化石と示相化石)
示準化石と示相化石の定義などについて紹介します。
示準化石(しじゅんかせき):層準(地層の新旧)を示す化石
ある特定の短い時期に、広範囲に多数産出する化石です。(進化速度の速い生物の化石といえます)この化石を使うことで、地層の対比や年代決定ができます。
示相化石(しそうかせき):相(環境)を示す化石
ある特定の環境のなかで長い時代生きてきた(現在も)生き物の化石です。この化石が見つかれば、その生き物が生存していた場所の環境を現在の環境から推測することができます。(生息していた場で化石になっていることが条件となります)
時に広がりを持つものが示相化石、場に広がりを持つものが示準化石になります。(もちろん他の条件もいろいろありますが・・・)
地質時代とは、地球が誕生してから、人類の歴史がきざまれる以前の時代のことです。
地質時代の区分と、その特徴や示準化石を紹介します。(画像をクリックするとさらに詳しく紹介します)
新生代の化石へ | 中生代の化石へ | 古生代の化石へ | 先カンブリア時代の化石などへ |
地球のタイムスケール
*地球46億年の歴史を1年間に置き換えてみよう!
新生代の化石へ | 中生代の化石へ | 古生代の化石へ | 先カンブリア時代の化石などへ |
示相化石とその化石の示す環境を紹介します。
サンゴの化石:暖かく浅い海であったことが分かります。 |
シジミの化石:淡水や汽水域(河口)であったことが分かります。 |
タニシの化石:淡水の湖沼や川であったことが分かります。 |
その他にも、
アサリ・カキ ⇒ 浅い海
シュロ・ソテツ ⇒暖かい気候
マンモス ⇒寒い気候
鳥の足跡 ⇒水辺で泥・やわらかい砂などがたまっていた
などが、示相化石となります。
- 示準化石と示相化石
- 新生代の化石
- カヘイ石
- デスモスチルス
- カルカロドン・メガロドンの歯
- ナウマン象の臼歯
- ウニ
- メタセコイア
- パレオパラドキシア
- マンモスの臼歯
- ビカリア
- 木の葉石
- 中生代の化石
- モノチス
- 翼竜の歯
- イグアノドンの骨
- モササウルスの歯
- 珪化木
- アンモナイト
- アンモナイト
- アンモナイト
- トリゴニア(三角貝)
- アンモナイト
- 古生代の化石
- 海ユリ
- クサリサンゴ
- シダの葉
- クラゲの仲間
- 三葉虫
- 筆石(ふでいし)
- 三葉虫
- 直角石
- フズリナ
- レピドデンドロン(リンボク)
- シギラリア(フウインボク)
- 古杯動物
- 三葉虫
- 三葉虫(はい跡)
- 三葉虫(防御姿勢)
- 先カンブリア時代の化石など
- 縞状鉄鉱層
- ストラマトライト(コレニア)
- ストラマトライト(新しい時代のもの)
- ネミアナ・シンプレックス
- 地球のタイムスケール