かくせん石(角閃石)

Hornblend(ホルンブレンド)

結晶の形
透明感がある黒・褐色・緑色をしています。形は細長い長柱状で、両はじがカッターナイフの刃のような形になっていることが多いです。断面は押しつぶしたような六角形にみえます。
光を当てると鉱物の伸びている方向に平行な筋が見え、その筋にそって割れやすくなっています。
光たくが強く、割れ口が直線的です。

縦(長い方)に筋がたくさん入っているのがわかります。また、断面もカッターナイフの刃のような形になります。

光の当て方によっては反射して光って見えます。
形は長柱状ですが、かなり細長いものもあるようです。

カクセン石の断面は、六角形を押しつぶしたように見えます。

上の写真(オレンジの縁)の一部を拡大したものです。カクセン石の表面は光沢のある深い黒色です。比較的、他の鉱物と区別がしやすいと思います。

上の写真は「普通カクセン石」です。火山灰中に含まれるものではありません。
カクセン石の繊維状の結晶が集まっているのがとても良く分かります。何だか ふりかけ(のりたま?)に入っている海苔のように見えます。 (わたしだけ?)

上の写真は、カクセン石の単結晶です。大きさが1㎝ぐらいの結晶が2つ、数ミリの大きさの結晶が2つほどあります。(もちろん、火山灰に含まれていたものではありません)
押しつぶされた六角形の面の形が良く分かります。